Last Updated on 2025年8月2日 by akito1012
目次
はじめに:土曜の夕方、ぼくは新幹線を予約した

こんにちは、あきとです。
先週の日曜日、ぼくは大阪万博の会場にいました。
前日の土曜日に、「万博、なんとなく気になるな…あ、明日休みじゃん。行けるか?」
そんな軽いノリでえきねっとを操作し、気づけば始発に近い新幹線を予約していました。
万博への秘かな憧れと決行

正直、数ヶ月前まで、ぼくは万博に大して興味がなかったんです。
別に盛り上がりを蔑んでいたわけでありません。
単純に関心がありませんでした。グアテマラに行こうと思わないのと同じ感覚ですね笑
でも、心のどこかで「この歴史的なお祭りに行かないでいいのか。しかも自国開催じゃん…。」とも思っていた。
100か国以上が自文化を熱烈に訴求する夢のステージ、それが我が母国で55年ぶりに開催される。
え、行きたくね、行ってみたくね、行ってみた方がいいんじゃね、行くべきなんじゃね、あ、行っちゃお。
こうして、ぼくの中の小さな火種が、ふとした瞬間に燃え上がったわけです。
今回は、そんな突発的な日帰り旅行で、ぼくが五感で感じ得たもの、その記録を赤裸々に綴りたいと思います。
当日の弾丸タイムスケジュール(備忘録)

最初に一日のタイムラインを共有しておきます。
我ながら、なかなかの弾丸スケジュールだったな、と振り返って思います。参考までに、当日の大まかな動きはこんな感じでした。
- (前日17時ごろ):予約(新幹線往復+万博10時入場チケット)
- 4時半:起床(まだ空は真っ暗…ではないけど、ごく淡い青みがかった白い空で、少し情緒的な気分になりました笑)
- 5時半:最寄り駅の始発付近で出発
- 6時半過ぎ:東京駅から新幹線に乗り、新大阪へ
- 8時50分頃:新大阪駅に到着、大阪メトロを乗り継ぎ万博会場へ
- 9時40分頃:会場最寄りの夢洲(ゆめしま)駅に到着
- 10時20分頃:長い待機列を経て、ついに万博会場へ入場(フジロックの会場来ちゃった?レベルの密度でしたね。でも時間ごとに入場制限かけてるから身動き取れないほどではないですね
- 16時頃:お土産を買い、会場を後にする
- 17時頃:新大阪駅から新幹線に乗り、東京へ
- 20時頃:無事に帰宅
翌日月曜日は、普通に7時に起きて出社しました。
若さなのか、あるいは好奇心の充足がエネルギーの充足に繋がったのか…。
人間割と何とかなるもんですね。
今回巡ったパビリオン一覧

今回、ぼくが実際に訪れることができたパビリオンは、以下の通りです。
- イギリス館
- オーストラリア館
- スペイン館
- カナダ館
- アラブ首長国連邦(UAE)館
- カタール館
- ポルトガル館
- コモンズ館
- EU館
- 日本館(一部)
こうして見ると、無計画で参上した割には、結構回ったな…!と、ちょっと自分を褒めてあげたい気持ちです笑。まあ、目玉(と勝手にいわれている)のパビリオンは総じては入れなかったですね
青写真も何も持たずに突撃したため、そもそも「人気パビリオン」とか「見どころ」すらも知らなかった。
それが逆に、ぼくを純粋な心で万博を楽しませてくれたのかもしれません。
発見①:「数で勝負」戦略。パビリオンを振り返り
KPIは文化数。長蛇の列を避け、出会いを最大化する
まず、ぼくの万博攻略の基本戦略は、「数で勝負する!!」でした。
先も述べたように、アメリカ館やイタリア館のような、視界に入れるだけで脳が疲弊するほどの列をなしている人気パビリオンは、潔く諦める。
その時間があれば、待ち時間が短い他のパビリオンを3つは回れる。そう考えたんです。
ちなみに、お昼を過ぎた13時、14時頃になると、会場はどこもかしこも長蛇の列。
「長蛇の列に滂沱の涙」っす。
もう、人の列を見ているだけで疲れてしまう。
朝早く来て、午前中に勝負をかけておいて本当に良かった、と思いましたね。
イギリス館に学ぶ「遊び心」と「没入感」

数で勝負した中で、一番印象的だったのが「イギリス館」。
待ち時間は1時間ほどでしたが、その価値は十分にありました。
ピックスという愛嬌あふれるキャラクターと一緒に、テクノロジの過去・現在・未来を旅する没入型の知的アトラクション。
途中にはゲーム要素もあって、世界観はまるで積み木の世界。
ハリウッドスタジオにあるトイストーリーランドのアンディの積み木の部屋を彷彿とさせるような、そんな遊び心に満ちていました。

小難しいドキュメンタリーや、文字だらけの展示じゃなくて、こういうアニメーション的な「見せ方」をされると、やっぱりとっつきやすいし、自然と頭に入ってくる。人の心に残る伝え方って、こういうことなんだな、と。
スペイン・ポルトガル館で知る「歴史のコネクション」

他にも、スペイン館では、伊達政宗や徳川家康の時代に、日本の海女さんたちがスペインの遭難船を助けたことから交流が始まった、なんていう日本との意外な繋がりを知ることができました
ポルトガル館では、クリスティアーノ・ロナウドの展示を期待していたら(笑)、全然なくて、代わりに豊かな海の自然がテーマ

でも、それも「なるほど、ポルトガルは大航海時代の先陣を切った国だもんな。世界探検の筆頭国だもんな。ヴァスコ・ダ・ガマ擁する探検国家だもんな。そりゃ、海洋国家だわ」と。
歴史の文脈と繋がって、国家の性格や個性が垣間見えて面白かったですね。
ただ国を見るんじゃなくて、展示という「実物」を通して、自国との具体的な「コネクション」に気づく。これも万博の醍醐味です。
歴史とか勉強してないと、国家の背景を深堀する展示を楽しめる余地も狭まってしまうんですよね。悲しいというか、哀れというか。勉強させてくれた日本と親に感謝ですな。
中東ワールド:待ち時間10分程度。お得!
カタールやアラブ首長国連邦は、単に空いてたので待ち時間5分程度で乗り込みました
たぶん、この画像はカタールの会場で撮影したものですね。

自然と人工。「茫漠たる砂漠」と「ブランド化された都市スペクタクル」。
その対比を存分に満喫できるパビリオンでした。
で。これはたぶん。UAE?「大地から天空へ」は、おそらくUAEのコンセプトだった気がします。

いろいろ写真を撮っていたのですけれども、今見返すと、どの写真がどの国のパビリオンのものか、いまいち判然とせず笑
パビリオン!じゃないけれど、突然噴出した霧

空いている穴場のパビリオンを探しながら、会場内を無為に歩き回っていたぼく。
そのとき、突如その周りが霧に包まれました。
そういうパフォーマンスがあるらしく、一定の楕円形内のスペースで、突如として霧で満たされるわけです。
子どもは大はしゃぎ、ぼくも大はしゃぎ。みんな大はしゃぎ。
です。
発見②:「フットワークの軽さ」で抑圧を撤廃
「思いつき」から24時間以内の実行へ


今回の旅で一番大きかった発見は、もしかしたらこれかもしれません。
「思いついたら、すぐ動く」ことの、陶酔感と、それがもたらす心の解放感です。
縮こまるより、飛び出す方がよっぽど楽しい
ぼくは、「心の悩みって、自分の本能や欲求を、自分で押し殺すことで生まれる『圧縮』の密度が高いほど、強くなるんじゃないか」と考えています。常日頃ね。
今回、「万博行きたいかも」という小さな欲求が生まれた瞬間に、それに従ってすぐ行動した。
そうしたら、悩む暇なんてなかった。ただただ、天真爛漫に、コスパとか考えずに、無邪気にその場を楽しめた。
成田さんが「意味不明な勇気」と仰るように、「よしゃ、いっちょやってみっか」の心構えが大切なんだなあと痛感しましたぜ。
自分の「固定観念」を打破した体験

そして、もう一つ。
「日曜に大阪まで日帰り遠足したら、20時ごろ帰宅したら、翌日月曜の仕事はボロボロだろうな…」っていう、自分の中の勝手な固定観念。疲れすぎて会社に行けないんだろうな、という先入観。
これも、見事に破壊されました。
月曜の朝、普通に7時に起きて、普通に出社して、普通に仕事ができた。
むしろ、エネルギーが充填されて、いつもよりエネルギッシュに動けたかもしれない。
「労働日の前日は休まなきゃ」みたいな、自分で自分を縛っていたルールって、意外と大したことないんだな、と。
「土日は動かず休むべき」という先入観が、見事に粉砕された体験でしたね。
地中を貫くバンカーバスターで打ち抜かれたかの如く、ぼくの先入観はぐちゃぐちゃです。
発見③:次なる目標という「唯一無二のお土産」
万博で、次の旅先を見つける

今回も、いろいろとお土産を購入しました。
お菓子とか、スナックとか、クッキーとか。…お菓子。
そうそう、あとは、ちょうど父の日のタイミングだったので、スペイン館でスペイン地産のビールを買いました。父親の感想は「日本と大して変わらん」というもの。!!!!親父らしくて、良き。
ただ、一番価値のある「お土産」は、実はモノではありませんでした。
それは、「旅の目標」です。
すなわち、「イングランドでのアンフィールドでのサッカー観戦」です。
イギリス間の展示エリアに飾られていた、アンフィールドの写真。
100年近い歴史を持つスタジアム。その聖地で、フットボールの最高峰を、いつかこの目で見てみたい。
去年は、最高峰の演劇を、本場ブロードウェイで鑑賞できたので、次は最高峰のフットボールを本場イングランドで鑑賞したいですな!
旅が、次の旅を生む
万博という一つの旅が、次の「アンフィールドへ行く」という、新しい旅の目的を生んでくれた。
これって、極めて生産的な連鎖反応ですよね。
具体的な目標ができたことで、また日々の仕事や勉強にも張り合いが出る。
これが、今回ぼくが持ち帰った、一番のお土産です。
満たすべくは「食欲」よりも「好奇心」:ぼくが万博でご飯を食べなかったワケ
レポートを読んで、「こいつ、朝から晩まで何にも食べてなくない?」って思った方もいるかもしれません。はい、その通りです。
去年のフロリダディズニー旅行でも、何も食べずに夜のファンタズミック!Showまで歩き続けたため、その情景が頭をよぎりました笑。
というのも、会場にいる間、「お腹すいた」っていう食欲よりも、「一つでも多くのパビリオンを見たい!」「この未知の空間をもっと体験したい!」っていう好奇心の方が、圧倒的に勝っちゃってたんですよね。
食事に時間を使うのが、もったいなく感じてしまった。
空いた腹はいつでも満たせるけれど、万博に対する好奇心は今しか満たせない。
だから、お昼も食べずに歩き回り、その分、たくさんのパビリオンを巡ることができました。
(補足)アメリカ館・イタリア館を諦めた理由
列半端ないって、まだまだまだまだ列あるやん、言っといてや、並ぶんやったら
ところで、「なんでアメリカ館とかイタリア館に行かなかったの?」って話なんですけど、これは「数で勝負する」という作戦の裏に、もっと現実的な理由がありました。
それは、そもそも「予約してないと門前払い」だったからです(笑)。
超人気パビリオンは、当日フラッと行っても入れないシステムになっていることが多くて。
3時間並ぶ以前に、その列にすら並べない可能性がある。
それを知った時、「なるほど、万博は万人に開かれているわけじゃないんだな」と。
であれば、入れないかもしれない場所に固執するより、確実に入れて、一つでも多くの国の文化に触れられる方を選ぼう、と。
いや、入りたかったけどね笑。ここは素直に言いますよ。
やはり資源利用者の「選別」は大事だなと痛感しました。共有地の悲劇のように、共有資源を無制限に開放していたら共有資源がゼロになりますからね笑。こういう社会学的な分析も楽しい
おわりに:衝動的な旅のすすめ
結局のところ、今回の万博旅行は、展示物そのものに魅了されたことはもちろん、
- 「よしゃ、いっちょやってみっか」:突発的に思いついた計画を衝動的に実行する躍動感
- 「でえじょうぶだ、なんとかなっさ多分」:固定観念にメスを入れてみる。壊れても壊れなくても、なんだかんだ生きてるから大丈夫
- 「おら、わくわくしてきたぞ」:未知のイベントに抱く胸の高鳴り
みたいに、悟空のように、フットワーク軽く人生を開拓する喜びを再発見できた日帰り遠足となりました。
…まあ、ぼくが生きてる世界は悲しきかな、嬉しきかな、マネーゲームの資本主義社会。
だからまずは、コツコツ働いて(ホップ)、遊ぶための地盤(懐)を固めて(ステップ)、余裕ができたら世界の地平を切り開く(ジャンプ)。
そんな、ホップ⇒ステップ⇒ジャンプの生き方は忘れずに、2年以内にはイギリスへ飛び立とうと思いました。
おしまい!
(せっかくなのでガンダムでお別れ)
・・・せっかくなのでガンダムの画像をおすそ分けします。
なんか、デカレンジャーのデカベースがロボに変形した姿に似てなくもない笑。
天に拳を突き上げる勇ましい姿ですな。ガンダムには全然興味ないけど、わが日本の誇りです。





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