GoogleのAI帝国戦略:「ググる」から「ソースる」へ?Googleが描くAI時代の検索覇権を妄想してみる【前編】

Last Updated on 2025年8月23日 by akito1012

はじめに:検索の王は、自ら玉座を降りるのか

こんにちは、あきとです。

「もはやSEOは終わった」「広告収入モデルが崩壊する」…

という、インパクト性のあるセンセーショナルな発言は誠に世間を飛び回りやすい。

確かに実際に

しかしながら、Googleが自分の地盤を無計画に放棄するなんて、そんな無鉄砲なことをするはずがない。

では一体、Googleはどこへ向かおうとしているのか。

ぼくは、GoogleのAIOやAI modeの投入は単なる始まりに過ぎず、AI時代のインターネットで新たな覇権を握るための巧妙な布石だと考えています。

これはGoogleが玉座から降りるどころか、より強固で、より覇権的な「AI帝国」を築き上げるための、壮大な序章に過ぎない、のかなあと。

そして、その帝国の派遣を握るのは、やはりGoogleAIの代名詞であるGemini!、だけじゃない。

Gemini、AI Mode、そしてようやく巷でもその評判が広まり始めた「NotebookLM」。

この「御三家」こそが、Googleの真の切り札です。

以上を踏まえて今回は、ぼくが妄想する、GoogleのAI帝国戦略について語ってみたいと思います。

AIの欠点「確からしい嘘」を、NotebookLMが駆逐する

「ミスなさそうじゃね…たぶん」―AI検索のリスク

まず、現在のAI Search(AIオーバービュー)には、致命的なリスクがあります。

それは、ソースとなる情報が、玉石混交のインターネットそのものである、という点です。

ぼくら人間は、

  • このブログ、UIが洗練されているな
  • 記事の量が十分。文章も構造的で、著者の経歴も信頼できるか
  • 運営者の人間性が控えめで気に入った!

といった、割と直感で、情報の信頼性をおぼろげながら判断しています。大方は、ね。

しかし、AIにその判断は難しい。

結果、平気で「確からしい嘘(=ハルシネーション)」を生成してしまう。

もちろん最近は減ってきたけれど、素人目に見て判断するのがむずかしいものもある。

AI Modeはソースを引用してくれるけれども、そのソースの信頼性を示すソースまでは引用してくれない。

つまり、信頼できる情報源を確固たる礎とした網羅的な検索エンジンとしては、AI Modeはまだまだ実践力ではない。ちょっと便利になっただけ。

ユーザーからすれば、別に「革命的」とは言えないわけです。

では、なぜGoogleはこのタイミングで、自社の検索ヘゲモニーを自ら蹂躙してまで、このAI Modeの展開に踏み切ったのか。

その解にあるのが、Notebook LMじゃないのか、とぼくは考えているわけです。

投入したデータ「だけ」を礎とする。ファクトベースAIの展開戦略

ここで登場するのが、NotebookLMです。

このツールの本質は、「自分が投入した信頼できるデータソース『だけ』に基づいて、回答を生成する」という、極めてシンプルな、しかし革命的な思想にあります。

ビッグテックらしい、大変にシンプルで洗練されたロジックですな。

まさに、AI時代の新星、AI時代の寵児です。

ネットの海を漂う、わけのわからん情報を参照しない。

出自も学歴も不明な謎人物が描いた、「ありえそうだけれど真偽不明」な情報を参照しない。

だから、本当っぽいウソを極限まで減らすことができる。

もちろん、機械が作ったものである以上、ゼロとは言いません。

ただその精度は、既存のAIとは比較になりません。

「ひろゆき論法」を無効化する、引用機能

そして、その信頼性を担保するのが、「引用機能」です。

NotebookLMは、生成した回答の全てに、「どの資料の、どの部分を根拠に、この結論を出したか」という、明確な引用元を示してくれる。

しかもその引用元は、ぼくらが選んだ資料で固められているので(LM内の自動引用機能は別の話)、引用元となる資料の信頼性も担保されている。

だから、「それってあなたの感想ですよね?」と、ひろゆきさんみたいに言われる隙がない。

全てが、エビデンス(複数の証拠)に基づいている。

この、徹底したファクトベースの姿勢こそが、NotebookLMを、単なるAIチャットツールとは一線を画す存在にしているんです。

大切なのは、情報の引用元が明示されていることではありません。情報源の引用元をぼくたちが自由に指定できる点です。

「ググる」から「ソースる」へ? 検索のパラダイムシフト

このNotebookLMの登場は、ぼくらにとって、単に「便利なツールが一つ増えた」という話では終わりません。

これは、検索という行為そのものの、パラダイムシフトの始まりだと、ぼくは考えています。

これからは、「何かを調べる」となった時、まずGoogleを開くのではないかもしれない。

まずは、自分のNotebookLMを開く。

サッカーが好きなら「プレミアリーグ備忘録ノートブック」、ガジェットが好きなら「Apple新製品まとめノートブック」。

そういう、自分だけの、あるいは信頼する誰かが作った、特定のテーマに特化した情報空間(ノートブック)の中から、答えを探す。

単に「ネットで調べる」から、「信頼性が高いソースから検索する」という時代がくるかもしれない。

「調べる=ググる」ではなく、「ソースから調べる=ソーする(そうする!的なノリ)」に代わる科かもしれない。

検索の動詞が変わるであろう分岐路に立っているのかもしれません。

おわりに:新たな「知の生態系」の幕開け

NotebookLMは、AIの「嘘つき」という最大の欠点を克服し、ぼくらの情報収集のあり方を、根本から変えてしまう可能性を秘めています。

では、このNotebookLMが普及した世界では、一体何が起きるのか。

次回【後編】では、このツールが生み出す、新たな「知の生態系」と、Googleの真のビジネスモデルについて、さらに深く妄想を広げていきたいと思います。

大切なので、もう1度言います。「妄想」です笑

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