「下っ端」コンサル:リアルな現場とお仕事内容

はじめに:ベンチャーコンサルの下っ端、実際何やってるの?

こんにちは、あきとです。

お役所からベンチャーコンサルタントへ。

この大きなジョブチェンジから、早くも3ヶ月が経ちました。いや、5か月です。

正直、毎日が新しいことの連続…ってほどでもないけれど、PM(プロジェクトマネージャー)にしごかれながら、なんとか食らいついている、というのがリアルなところ。

今回は、この3ヶ月でぼくが具体的にどんな仕事をしてきて、そこで何を感じ、何を考えているのか、そのあたりをちょっと整理してみたいと思います。

ぼくの役割:PMが描く「解」へのマイルストーンを具体化する

まず大枠として、コンサルタントの仕事って、プロジェクトのトップリーダーであるPMが「たどり着きたい答え(解)」みたいなものを持っていて、そこに至るまでの道筋(マイルストーン)を設計するところから始まります。

ぼくのような下っ端の役割は、PMが設定したその一つ一つのマイルストーンを丁寧に拾い上げ、具体的な形にして、価値ある成果物に仕上げていくこと。

クライアントの期待に直接応える、というよりは、クライアントの期待に応えるためにPMが描いた「解」にたどり着くための、小さな、でも重要なピースを磨き上げていくイメージですね。

具体的にやっていることは、大きく分けて3つあります。

議事録作成:「共通認識」という名の土台作り

まず、すごく当たり前だけど、めちゃんこ大事なのが「議事録」。

合意事項のドキュメント

プロジェクトを進める上では、クライアントとの定例会だったり、業務担当者へのヒアリングだったり、様々なディスカッションや報告(今週の進捗、リスク、今後の進め方など)が日々行われます。

これらを正確に記録し、いつでも誰でも参照できる「公的な記録」として保管するのが、議事録の役割。

これがないと、「あれ、あの時なんて言ってたっけ?」ってなった時に、立ち戻る場所がなくなっちゃいますからね。

まさに、プロジェクトが「解」に向かうための、最初の、そして最も重要な共通認識の土台作りです。

GenAIにアウトソース

まあ、ただ最近は、会議の音声データをGeminiに投げて、叩き台を作ってもらうことも多いですけどね(笑)。

ぼくの場合、合意事項だけじゃなくて、そこに至るまでの議論のプロセスも知りたい。

だからうまくチューニングして、事細かな議事録として出力してもらってます。

で、最終的に、録画を聞き返しながら細かいニュアンスを修正したり、構造を整えたり…。

だから、ぼくがやってるのは「整形」、形を美しく整える作業、って感じです。

整形とか見直し作業に30分くらいかかるだけです。デジタル万歳、ですな。

会議設定:「舞台装置」を整える

議事録があるということは、当然、まあ「会議」があるわけです。

そして、その会議をスムーズに進めるための「設定」も、重要な仕事の一つ。

  • オンラインでやるのか(Teams?Zoom?)
  • 誰が参加するのか(クライアントのPJ統括?リーダーだけ?うちの会社からはコンサルだけ?営業も入れる?)
  • 日時は固定?相手の都合に合わせて変動させる?

…こういう細かい「詰め」を、最初の頃は、全てPMと調整しながら決定していきます。

これも、プロジェクトが「解」にたどり着くための、形式的だけど当たり前にやらなきゃいけない「舞台装置」を整える作業ですね。

資料作成(定量的&定性的):思考を「見える化」し、行動を促す

そして三つ目が、各種「資料作成」。

これは大きく「定量的」なものと「定性的」なものに分かれます。

定量的な資料

「定量的な資料」っていうのは、例えばBPR(ビジネスプロセス改革)プロジェクトなら、クライアントから提供された資料やヒアリング内容を元に、

  • この業務にはこれくらい時間がかかっている、みたいな情報を工数調査として集約する
  • プロパ社員は、XX時間を会議工数に費やしている、みたいな情報を、Outlookの予定表から一つ一つ洗い出しす。

これらをExcelにまとめ、現状のコスト(時間、人手)を「見える化」する、みたいな作業。

それをグラフにしてパワポで見せることもありますね。

基本的にはExcelとパワポを行ったり来たりします。

定性的な資料

一方、「定性的な資料」っていうのは、これまでの議論から出てきた課題や仮説、それに対する解決策の提案とかを記述するような資料です。

たとえば、ヒアリング対象者に「XXという調査をするので、XXという情報をください」と調査を依頼するための、分かりやすい説明資料を作ったり。

あるいは、定例会で報告するための進捗資料もそうですね。

情報の見せ方も、二軸マトリックスや循環モデル、単純な表形式(好まれないらしい)など、多種多様です。

既存のテンプレートを使いつつも、PMと何度もドラフトを交わしながら、最終的な形を一緒に作り上げていく。ここにも、PMとの「創造的なプロセス」があるんですね。

コンサルの仕事:「発散」と「収束」の芸術

結局、コンサルタントの仕事って、一つの会議が終わると、そこからまた新しいタスクや検討事項が山のように生まれて、仕事が雪だるま式に増えていく感じ(笑)。

でもそれは、情報を「発散」させて、仮説(解)を具体化させる不断の営みであるともいえるんですね。

そして、その発散した多くの情報や仮説を、一つの「解」に向かって「収束」させていく。

この「発散」も「収束」もコンサルタントの役割であり、その間を繋ぐ「思考プロセス」こそが、専門家たるコンサルタントの武器なんだな、と。

この5ヶ月で、それを肌で実感しました。

次のステージへ:マイルストーンを「作る」側を目指して

仕事の設計者へ

今のぼくは、PMが設定してくれたマイルストーンを拾って(与えられて)、それを分解して具体的な作業に落とし込んでいる段階です。

でも、いつかは、PMが「解」に向かって引く大きなマイルストーン、そのものを自分で見つけて、設計できるようになりたい。

「これって解に不可欠なマイルストーンですよね。やりますよ、任せてください」って、自信を持って言えるように。

30歳に向けた5年間

そのためには、経験も知識も度胸もコミュニケーション能力も…まあ、正直、何もかもがまだ全然足りないんですけどね。

25歳ですから、30歳くらいまでには、そういう大きな視点で仕事を回せるようになっていたいな、と。

作業の抽象度を、一段階も二段階も上げていくこと。

それが、今のぼくの漠然とした目標です。

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